肌が乾燥した時のお肌のお手入れは、
若々しい美肌を維持するためには、とても重要になります。
時に、40歳を過ぎて肌の衰えを感じ、
アンチエイジングを意識している女性は、
乾燥を防ぐスキンケアをしっかりと行いましょう。
ですが、その前に、
毎日の洗顔で洗い過ぎにならないように注意が必要です。
スキンケアの基本として洗顔は、とても大切ですが、
肌の皮脂や汚れが気になるからといって、
1日に何回も、何回も洗顔してしまうと、
逆に必要な皮脂まで落として肌が乾燥しやすい状態になります。
まずは、正しい洗顔法を身に付けることが必要ですが、
基本的に洗顔の回数は、朝と夜の2回で十分です。
そして、洗顔後は、乾燥しないように潤いを与え、
しっかりと保湿して下さい。
また、毎日、メイクする人は、
刺激の強いクレンジング剤を使用して、
肌に負担をかけないようにしましょう。
肌が乾燥すると、どうしても見た目年齢が高くなり、
老化した印象を与えてしまいます。
いつまでも若々しい美肌を維持するためのアンチエイジングは、
乾燥肌防止からと言っても過言ではありません。
人の肌は、表面から順番に、
表皮、真皮、皮下組織という3段構造からなり、
その中の表皮には角質層という部分が存在しています。
この角質層は、わずか0.02mmの薄い膜ですが、
角質細胞がレンガ状に約20層積み重ねられ、
それをつなぎ留めているのが、セラミドなどの角質細胞間脂質です。
いろいろな化粧品を使う女性なら、
誰でも一度は「セラミド」という名前を聞いたことがあると思いますが、
このセラミドは、
角質層の中で水分が蒸発しないように維持する働きをして、
乾燥から肌を守り、
さらに、外部からの紫外線や異物が肌内部に入り込まないように
ブロックしています。
このように、肌内部の水分を維持して、
外部からの刺激の浸入をブロックするという働きを
バリヤ機能と呼んでいます。
そして、乾燥を防ぎ、潤いのある美肌を維持するには、
角質細胞間脂質のセラミドが必要不可欠になります。
しかし、40歳を過ぎた頃から、
角質層に存在するセラミドは徐々に減少して、
肌内部の水分を維持できなくなり、肌は乾燥ぎみになり、
シワも目立つようになってしまいます。
アンチエイジングのスキンケアを意識した時は、
失われたセラミドをしっかりと補うことを考えましょう。
現在、保湿のための美容液などには、
セラミドを含んだものが多く販売されていますが、
その他に、保湿効果が高いとされている保湿成分には、
ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどがあります。
これらの保湿成分をたっぷりと含んだ化粧品で、
しっかりと保湿して乾燥から肌を守りましょう。